コラム

初乗り運賃値下げ!タクシーの利便性と健康への影響とは

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先日発表されたタクシーの初乗り運賃を値下げするというニュース。少しの距離だけ使いたい…という方にとって、とても良質なサービスで今まで以上に利用者も増えそうですね。

タクシーを利用すると、徒歩での移動の時間を短縮できたり、そのタクシー移動の時間で自身の自由な時間が確保できます。

タクシーの初乗り運賃値下げとなると、さらに多様な場面で利用しやすくなります。

しかし、運賃を引き下げたことは良いことばかりではありません。メリットだけでなく、デメリットも出てきます。今回は、タクシーの初乗り運賃値下げと人の健康の関係性について専門家の視点からお話しします。

1.タクシー初乗り運賃引き下げの背景

そもそも、今回のタクシーの初乗り運賃引き下げの目的は何だったのでしょうか?

国土交通省は12月20日、東京都(東京都特別区、三鷹市、武蔵野市)のタクシー初乗り運賃を現行の700~730円から、380~410円に引き下げる新運賃を、2017年1月30日から適用することを発表した。

http://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1036139.html
と発表されており、目的としては「海外のタクシー料金と比べて高い値段設定・短距離での利用者を増やすため」報道されています。

しかし、実際は「タクシー業界の低迷の救済」です。営業収入は全盛期の50%ほどに下がっています。さらに、運転手従業員も全国的にみると、年々高齢化・減少しています。この低迷に待ったをかけるために打ち出したのが、今回のタクシー初乗り運賃引き下げなのです。

2.困っていたあの問題も解決する?運賃引き下げに伴うメリット3選

タクシーを利用することでメリットは様々です。もちろん健康面でも良い影響を与えることができます。タクシー移動をすることによって、自由の時間が得られる他、様々です。今回はメリットを3つに絞ってお話しします。

2-1.睡眠時間にする?ジムでトレーニングする?自由な時間を作れる!

第一にタクシー使用することによって、自由な時間を確保することができます。自宅から歩いて駅まで行って、電車に乗り継いで、最寄駅からまた歩いて、やっと職場に到着…。

これでは、通勤時間に縛られた生活を強いられることになっています。この徒歩の移動だけタクシーに置き換えると、かなり時間を有効に使うことができます。

タクシー移動で浮いた時間だけでなく、車内での時間も有効に使うことができます。SNSの確認や更新をしたり、仕事の資料に目を通したり、読書をしたり、使い方は様々です。このように車内での時間も有効に使うことで、仕事後の夜の時間も自由に使うことができます。

さらに残業や飲み会で終電時間を逃したとしても、タクシーを利用することで、移動時間短縮に繋がるだけでなく、移動中の車内での睡眠時間も確保することができます。

ある調査では、このような記述もあります。

1980年代にアメリカで100万人を対象行われた睡眠時間と寿命に関する追跡調査では、一日6.5時間~7.5時間の睡眠時間の人が最も死亡率が低く、それより多くても少なくても、寿命は短くなる傾向にあったとされています。

さらに、

平成23年の日本人の平均睡眠時間は全年齢で7時間42分。

男性では7時間49分、女性では7時間36分と、男性のほうが女性よりも平均睡眠時間が13分長い。

年齢別の睡眠時間を見ると、男女ともに45歳~49歳が最も短くなっています。

働き盛りの年代で、社会的な地位も管理以上の割合が増える世代で、特に睡眠時間が短くなる傾向があるようです。

働き盛りの年代の方は睡眠の質も気にしなければいけなくなります。より、睡眠の質を上げるためにタクシーを利用することも有効だと考えられます。

浮いた時間を睡眠時間に当てて、疲れを取るのもよし。ジムへ行ってトレーニングするのもよし。時間を有効に使いましょう。

2-2.環境の変化による体調不良の予防!

外に出るとウイルスに触れる機会が増えたり、汗からくる風邪をひいてしまいます。このような外的要因での体調不良を予防することができます!

冬の時期の寒さで、筋肉が縮こまり固まってしまう恐れもありません。タクシーを利用することで、寒い風にさらされることなく、スムーズに移動をすることができます。

2-3.無理して動かない、身体の痛みの軽減に!

特にご高齢の方や事故などの怪我をしている方に当てはまりますが、関節痛や歩く際に痛みをもっているかたにとって、少しの距離を歩くのも辛いもの。我慢をして歩くと、間違った歩行動作が身について「クセ」が付いてしまいます。

また、股関節の・足関節の捻挫なども

今回の初乗り運賃値下げで、今までよりも更にタクシーが利用しやすくなったのはこのような方にとっても、とても良いサービスです。

3.一年間で5kg減の機会損失をしている?運賃引き下げに伴うデメリットとは

初乗り運賃引き下げで、一番影響を受けるのは「地道な歩数・消費カロリーが減ること」につきます。

厚生労働省のHPには、

身体活動量を増やすためには、状況に応じて、通勤・買い物で歩くこと、階段を上がること、運動・スポーツを行なうことなど身体を動かすことを日常生活に取り入れることが必要である。

と記載があります。
http://www1.mhlw.go.jp/topics/kenko21_11/b2.html – A21

健康増進のためにも、日頃から歩くなどの運動を取り入れることを推奨していますが、今回の初乗り運賃引き下げに伴い、そのような意識が低下してしまうことが示唆されます。

厚生労働省は、日常生活における一日の歩数の目標を

男性:9,200歩

女性:8,300歩

と目標立てています。

そして、海外の文献では、身体活動量と死亡率などとの関連をみた疫学的研究により、「一日10,000歩」の歩数を確保することが理想と考えられています。やはり、日頃から健康のためにも、少しの距離を歩くという意思を持つことは重要になります。

歩くことで得られる消費カロリーは、1km辺り 56kcalとなります。(30歳~39歳男性で55 kgの場合)

タクシーを一日二回利用し一回あたり1km乗車をした場合、

一週間で784kcal(約昼食一食分の摂取カロリー)減少。

一ヶ月で3,136kcal(約二日分の摂取カロリー)減少。

一年で37,632kcal(約23日分の摂取カロリー)減少となります。

数字で見ると明確になりますが、日々の地道な積み重ねの結果、これだけの消費カロリーがタクシーを利用することでなくなってしまいます。毎日歩くということもかなりカロリーが消費できることが改めて実感できるのではないでしょうか。

4.辛いなら利用する!タクシーはどのように使うのがいいのか

では、実際にどのようにタクシーを利用するのが理想的なのでしょうか?私からは答えは一つだと考えています。

「ご自身のカラダと相談して、無理を強いられるようだったらタクシーを利用しても良い」

です。

カラダが辛いのに無理をして歩くことは、精神的なストレスにも繋がります。なるべく歩く習慣をつけつつ、体調が悪かったり、予定に遅刻しそうだったり、そのような状況では、タクシーを利用することも必要だと思います。

5.まとめ

いかがでしょうか?タクシーを利用する上でのメリットもたくさんあります。しかし、日常歩いている歩数が減るという大きなデメリットも存在しているのを忘れずに、状況に合わせて利用できることが一番理想形だと思います。

初乗り運賃値下げをうまく利用していきましょう!

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