甘いところだけを自分の都合のいいように解釈してはいけない。
正しい情報からしっかりとダイエットを見ていきましょう。
1.勘違いする前に伝えておきたい想い
今や個別指導ダイエット業界再王手に君臨するRIZAP。
効果や実績などもだし、個人的に知り合いのトレーナー様も多くいるためあまりこのような形で題材にさせていただきたくないのですが、
今回の情報を鵜呑みにして不健康なダイエットにチャレンジされる方が出てくることを懸念して記事を書かせていただきます。
今回私が問題視したのが最近RIZAPがプロモーションとして活用してる赤井英和さんの写真について。
先にこれだけは言わせていただきたいのですが、RIZAPのダイエットコンテンツはとても素晴らしく、在籍トレーナーも一流トレーナーで結果を実際に出している方も多くいます。
さらに、同じ業界の人間としてパーソナルトレーニングの普及活動をメディアなどを通して多くの方に周知していただいていることにとても感謝しています。
しかし、この赤井英和さんのプロモーションは少し誤解を招くためこのブログをいつもご覧いただいている方にこの情報を鵜呑みにしていただきたくなく、自分にとって正しい情報を選択していただきたいため、この記事を読んでいただきたいと思います。
2.2か月の結果にコミットこれは可能なのか
今回少し歯がゆくなったのがこの写真。
RIZAPといえば、「2か月間の結果にコミットする」が有名ですが、
この写真が画像加工されていないとは言い切れないのでは?と感じました。
確かに、トレー二ングや食事制限など計画的に健康などを考えたうえでトレーニングを行っていけば 少なくてもこの結果は得ることができるでしょう。
実際に2か月でウエストが15センチ短くなることも事実可能だと私自身も思っていますし、 私のクライアントさまで実際に1か月で15センチウエストが短くなった方もいるのでできないことではないと考えています。
しかし、気になるのが、数値と画像の差異です。 実際にウエストがダウンしたクライアント様の見た目がこの写真まで変わったかというと、ここまで変化をしていません。
厚生労働省の発表では生活習慣病の中のひとつとされているメタボリックシンドローム。 一般的にはメタボと呼ばれているこの生活習慣病ですが、男性ではウエスト85センチ女性では90センチと定義づけられています。
これで写真のような体形だったら厚生労働省も数値の変更やチェック項目の見直しなど冷や汗ですよね。
実際に筋肥大で体脂肪10%でもウエスト85センチシックスパックは考えられますが、 それはベストボディジャパンに出るような日々身体を鍛え上げて無駄なものをそぎ落として最高なボディを獲得しようと努力しているような方が手に入れられるようなカラダで、安易にウエスト100センチの中肉中背の方が2か月頑張っただけでは到達できるような境地には私には考えられないのです。
なので今回の赤井英和さんの写真はいくつかの疑問を持ちます。
4.画像加工で過剰表現していないか?
デジタル加工の発展で今や様々な写真が加工される時代になりました。
グラビや撮影や、風景画なども加工されているとか。
表現においてどの程度まで加工が許されるのか、また商用と一般でその差はあるのかわかりませんが、
今回この写真が全てだとは思えないのです。
・sideの写真を見てみると明らかに20センチを超えるウエストの減少に見える。
・ウエスト85センチのシックスパックを作るのに2か月でできるか。
(2か月以上かかってなのであれば、それを明記する方がいいのではないか。RIZAPのラインナップが2か月コースなので)
上記の二つが今回のプロモーションに大きな疑問を感じます。
5.健康的にダイエットトレーニングを行っていきましょう
最近テレビ番組の特集などでも短期集中でやせるなどで、ビフォアアフターを見せている情報がありますが、
確かにそれは実現可能な話ですし、今回のRIZAPの写真においても決して間違っているわけではないと思います。
実際にこのような体型な方もいないとは限りませんし、私自身もウエストの増減を実践していてその可能性については否定できないと感じています。
そこで今回いつもこのブログを読んでくださっている方にお伝えしたいのが、
・甘い話のみを安易に鵜呑みにしないでください。
・自分もできると無理な短期間のカラダの増減に挑戦しないでください。
RIZAPは専門家が行うプロ集団です。プロだから出来る処方もたくさんありますので。見たものをわからず真似するのは危険ですのでやめましょう。
もし、短期間で達成しなければならないダイエットや体質改善などございましたら、専門家の指導のもとチャレンジするようにしてください。
それが、あなたのカラダを健康的に痩せさせる結果に導きます。 様々な見方があり、これはほんの一端の見方かもしれませんが、全ての情報について情報を正しく選択力を持って自分のカラダと向き合うことを願います。