私たちの生活の中で水分補給はとても重要な役割を担っています。私たちの体内は約60〜65%の水分からできています。水分補給を怠ることでカラダに悪影響を及ぼす危険性があるのです。その中で特に気をつけたいのが睡眠前の水分補給です。
ここでは水分補給の効果と特に気をつけたい睡眠前の補給方法について詳しくお伝えします。
1.水分補給の効果とは
私たちは汗をかいたり、水分補給を通じて体温を調節します。1日の生活を通して私たちは約2.5Lの水分を失うと言われています。体内の水分量が減ることでどのような影響が体内に起こるのでしょうか。ここでは水分補給の効果についてお伝えします。
1−1.脱水予防に効果的
水分補給がしっかりと行われないと、まず私たちの体内は脱水状態になります。カラダの脱水が始まると、血液の量が減っていき血圧が低下します。その結果、臓器に適量の血液が循環せずに必要な栄養素が体内に行き渡らなくなります。
さらに、排泄などのエネルギーを生成することができなくなるため、便秘などの悪影響を与えることになります。
水分補給をすることでこれらの脱水による影響を未然に防ぐことができるのです。
1−2.集中力を持続させる
水分補給をすることで集中力を持続させることができます。カラダの脱水が進むと脳への血液供給が少なくなり、集中力を低下させてしまします。
何か頑張りたいというときに水分が不足していると作業効率が低下して何も手がつかなくなるなどの悪影響を与えてしまいます。水分補給を適宜行い、脳に血液を循環させるように意識しましょう。
1−3.脚が攣らなくなる電解質の役割
水分補給をしっかりと行わないと、体液の濃い部分を薄め、薄い部分を濃くしようとする浸透圧がバランスを維持することができなくなります。この作用はナトリウムイオンが大きく関わっています。スポーツドリンクなどにナトリウムが多く入っているのはこれを補給するためです。
カリウムイオンやカルシウムイオンが不足すると、神経や筋肉の働きを悪くしていき、脚がけいれんしたり、しびれや脱力・倦怠感などが起こったりします。
特に汗を多くかく夏などに脱水によるナトリウム不足が原因で脚がけいれんしたり、痺れたりすることがあります。大量の汗をかいたときは水だけでなく、スポーツドリンクなどを足して補給すると予防することができます。
2.睡眠前には必ずコップ一杯の水を
私たちは寝ている時もカラダは働いているので、自分の想像以上に、汗をかきます。
カラダは毎日働き24時間365日営業するので、睡眠中は平均約500ml。飲酒などして水分を取られてしまう時には1Lも水分を失い、起床時の身体はカラカラ。乾燥しきっています。
これは冬の朝などによくあるのどが痛くなったりする原因にもなりますね。
朝起きてのどがガラガラ、痛くてしょうがない状況にならないためにも、就寝前にしっかりと水分を補いましょう。体内水分量を十分に満たしておくことが乾燥の予防につながるのです。
「夜中にのどが渇いて目が覚める。」この経験をしたことがある方は多いと思います。睡眠中に体内の水分量が足りなくて起きる時はカラダが発する危険信号です。
そのサインを見落とすことなく補給することで、朝の乾燥状態を回避することができます。必ず夜寝る前にはコップ一杯の水を飲むようにしましょう。
3.まとめ
水分補給をすることで得られる効果をお分かりいただけたでしょうか。
朝起きたときにお水を飲むのもとてもいいです。全身にくまなく水分がいきわたると身体は目を覚まします。また、食事をする前に飲むことで、胃や腸への負担を軽減させることにもつながり、カラダにとってもとても良い状態になりエネルギーの吸収を促進するのです。
コップ一杯の水を就寝前、起床後に飲むのが理想的です。平均500mlの水分を失うということで私は毎日起床時には500mlの水を飲むように心がけています。水分をとることを心がけて、乾燥から身を守りましょう!